◆ 荒川剣竜峡の流れ



土砂崩れのため通行止めになって人も来ない剣竜峡で、ひとり三脚を立てて撮影、奥院入口へと行くと、”熊出没注意”看板にやっぱり目が行った。
その瞬間から、どこかの木陰からこちらを見ているような熊視線を感じて来た。

「いるとすると、あそこあたりか。」とカメラのレンズ越しで木陰をのぞいていると、何やら動いた。
そしてカメラでなく肉眼で確認すると、何もいない。「オイ、オイ、オイ。」と背筋がヒヤリとしてきて、足の重心は後へ。
そしてゆっくりと再度その方向を確認すると暗めの色の服を着た女性だった、こんな所を一人で?と驚いたが、もう一人出てきた、娘・母親だった。
熊の看板でビビっている僕は「女ふたりで怖くないのか。」と不思議に思いつつも、ビビっていた僕は人間恋しく、この親子に近づいて行ったが、
僕を避けるように二人はいなくなった。



僕はともかく、せせらぎ聞こえる荒川剣竜峡を撮って撮り引き上げようした時、デカいステンレスの案内板を子供の腕ほどの木の枝で「ゴーン、ゴーン!」と何度も叩いた。
熊除け、猿除けだったが時おり、離れた所から物音が聞えるとビビっり、持っている三脚でどう対処するかと頭の中でシュミレーション始めた。
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